
アンケート調査
2026/7/21 (火)更新
【調査結果公開】未経験からITエンジニアへ転職した先輩122人が語る…リアルな「働き方と満足度」

これからITエンジニアを目指す未経験者にとって、入社後のリアルな現実は転職前に知っておきたいポイントです。特に「リモートワークやフレックスなどで自由な働き方をしていそう」「残業や休日出勤が多そう」といったイメージが持たれやすいエンジニアの「働き方」については、実態が気になる人も多いでしょう。
そこで「テニショクエンジニア」(運営:BREXA Technology)では、未経験からエンジニアへ転身した先輩たちを対象にしたアンケートを実施し、その中から「IT系エンジニア」として働く122名の回答に絞って「働き方」に関する実態を調査しました。
働き方に関する理想と現実、満足度など…先輩たちの「本音」を包み隠さず公開しているため、予想通りの回答や結果だけではなく、意外な実態や生々しい現実もありますが、事前に実態を知っておくことで、入社後のギャップを減らし、自分に合った企業を選びやすくなるはずです。ぜひ参考にしてください。
調査概要
- 調査対象
- 未経験(異業種)からエンジニア職へ転職した20代・30代の男女
- 有効回答数
- 200名のうち、現在ITエンジニア職に従事する122名
- 回答者属性
- 20代 26.2%/30代 73.8%、男性 61.5%/女性 38.5%
- 調査方法
- インターネット調査(Rakuten Insight)
- 回答方式
- 単一回答/複数回答
- 調査時期
- 2026年5月
- 調査主体
- BREXA Technology
【Part.1】リモート?フレックス?柔軟な働き方の実態は?
「ITエンジニア=家やカフェで自由に働ける」というイメージを持った人もいるかもしれませんが、実際の働き方はどうなのでしょうか。リモート・出社の割合と、フレックス勤務の実態に関する調査結果をお伝えします。
出社とリモートを組み合わせた「ハイブリッド」が半数

■ Q.現在の勤務形態を教えてください ■ A.
- 出社(リモート勤務はない):34.4%
- ハイブリッド(出社頻度・多:週3日以上):28.7%
- ハイブリッド(出社頻度・少:週2日以下):21.3%
- フルリモート:15.6%
現在の勤務形態について聞いたところ、「出社(リモート勤務はない)」が34.4%で最も高く、出社とリモートを組み合わせる「ハイブリッド勤務」がちょうど半数(50.0%)を占めていました。
この調査から、「週に1日以上出社する割合」が8割以上にのぼることもわかりました。
リモートワークについては、イメージしていたよりも低い割合だと感じる方も少なくないと思いますが、同調査における「非IT系エンジニア(機電系や施工管理など)」の回答を見ると、「出社(リモート勤務はない)」の割合が69.2%と約7割を占めており、ハイブリッド勤務は25.6%にとどまります。
この結果を比較すると、ITエンジニアは、他分野のエンジニア職に比べてもリモートワークを取り入れた柔軟な働き方が浸透している職種であると言えるでしょう。
意外?フレックスよりも固定勤務が主流

■ Q.現在のフレックス勤務の運用実態を教えてください ■ A.
- 固定勤務:55.7%
- フレックス(コアタイムあり):20.5%
- フルフレックス:16.4%
- 所属/案件によって変動:7.4%
一方で、フレックス制度の導入に関しては「固定勤務」と回答した割合が55.7%と高めと言える結果になりました。クロス集計の結果「完全フルリモート&フルフレックス」という働き方をしているITエンジニアともなると、今回の調査ではわずか3.3%しかいないことになります。
27歳・女性 / 開発エンジニア / 1年以上〜3年未満
想像していたよりはリモートワークが少ない。そのため、社内でのコミュニケーションが心理的安全性に直結してくる
31歳・男性 / インフラエンジニア / 6ヶ月以上〜1年未満
どういった働き方があるかは事前に調べておくべき
全体的な傾向としては「出社」や「固定勤務」の割合が意外と高い結果となりましたが、リモートやフレックスの導入状況は企業によって大きく異なります。そのため、先輩たちのコメントにもあるように「入社前にしっかりと調べたり、面接で働き方について確認すること」が非常に重要です。 「出社や固定勤務が多いのか…」とガッカリする人がいるかもしれません。しかし、「未経験で入社した直後は、近くに質問できる先輩がいる環境のほうが学びやすいと感じる人もいます。 スキルや経験を積むことで、将来的にリモートやフレックスを選びやすくなる可能性もあります。
【Part.2】「残業・休日出勤」はどれくらい?そのリアルな理由は?
未経験者がエンジニアの働き方において最も気になるのは「残業」や「休日出勤」の実態ではないでしょうか。
IT業界に対して「納期前は帰れない」「休日もシステム障害で呼び出される」といったネガティブなイメージを持つ人もいると思いますが、これらは本当でしょうか。
極端な長時間残業は少数。最多回答は「月5時間未満」

■ Q.現在の残業時間はどれくらいですか?(直近1年の月平均) ■ A.
- なし~5時間未満:37.7%
- 5時間以上~10時間未満:13.1%
- 10時間以上~20時間未満:14.8%
- 20時間以上~45時間未満:27.0%
- 45時間以上(合計):7.4%
直近1年の月平均残業時間は「なし~5時間未満」が37.7%で最多という結果でした。
また、全体の50.8%が「月10時間未満」に収まっており、45時間以上の残業をしている割合は7.4%にとどまるなど「長時間労働が常態化している」といった極端なイメージは当てはまらないことがわかります。
同調査における「非IT系エンジニア(機電系や施工管理など78名)」の回答を見ると、「月10時間未満」の割合は29.5%にとどまり、「45時間以上の残業」をしている割合は11.5%という結果でした。
また、厚生労働省が公表する「毎月勤労統計調査(令和7年)」(*)によると、全産業における一般労働者の月間平均残業時間(所定外労働時間)は13.4時間となっています。
これらと比較した場合、月10時間未満が50.8%を占めるITエンジニアは残業時間が少なく、ワークライフバランスを良好に保ちやすい職種であると言えそうです。
休日出勤はあるものの「計画的」であることが多い

■ Q.転職してからのこの1年で休日予定だった日に出勤したことはありますか? ■ A.
- 数回あった:43.4%
- 1度もない(これからも無いと思う):25.4%
- 1度もない(今後、発生する可能性はあると思う):21.3%
- 頻繁にある:9.8%
一方で、休日出勤については「数回あった」が43.4%で最も多く、半数以上が経験しています。では、なぜ休日出勤が発生するのでしょうか。 【なぜ休日出勤に?先輩エンジニアのリアルな声】
37歳・男性 / ITサポート職 / 5年以上〜10年未満
作業遅延のため休日直前での出勤依頼と、保守作業のためあらかじめ予定していた休日出勤の2種類がある
27歳・女性 / 開発エンジニア / 1年以上〜3年未満
担当しているビジネス用ソフトでは、本番更新が休日に行われる。半年ほど前には決まっている
39歳・男性 / インフラエンジニア / 5年以上〜10年未満
急にシステムの不具合が起きて休日出勤が決定した
トラブル対応などの「不測の事態」が発生することもありますが、「ユーザーに影響を与えないよう、あらかじめシステムを利用しない休日に本番更新作業が予定されている」というケースが多いのが、ITエンジニア特有の事情です。
世の中の当たり前(システムが動くこと)を裏から支える仕事である以上、ある種の宿命とも言えます。
ただし、上記のように「事前に計画されている」ケースもあるようです。休日出勤については、代休や振替休日の取得ルール、突発対応時の体制などを事前に確認しておくことが重要になります。
【Part.3】エンジニア転職で「自分らしい働き方」は叶うのか?
出社や休日出勤があるという現実の一方で、未経験からのエンジニア転職の満足度はどのような結果になったのでしょうか。
半数以上は「満足」と回答し「不満」はわずか5.7%という結果に

※端数処理の関係上、比率の合計が100%にならない場合があります ■ Q.他職種からエンジニアへ転職をしてよかったと思いますか?(不満1← →10満足) ■ A.
- 10: 9.8%
- 9: 7.4%
- 8: 13.9%
- 7: 23.8%
- 6: 22.1%
- 5: 17.2%
- 4: 0.8%
- 3: 3.3%
- 2: 0%
- 1: 1.6%
「他職種からエンジニアへ転職してよかったと思うか」を10段階で聞いたところ「7以上」と回答した肯定層は54.9%となり、満足寄りの「6」を含めると約77%が肯定的に捉えていることがわかります。
一方で、「1〜4」と回答した不満層はわずか5.7%にとどまります。
事前のイメージとのギャップに戸惑うことはあっても、致命的な不満や後悔を抱えているケースはごく少数であると言えるでしょう。
転職後のメリットは「時間」と「ペース」の柔軟性

■ Q.エンジニアになって感じるメリットは?(複数回答) ■ A.
- ワークライフバランスが良くなった:33.6%
- 自分のペースで働けるようになった:32.8%
- 自由に使える時間が増えた:27.9%
- 仕事へのやりがい・責任感が増した:22.1%
- 特にない:21.3%
- 自由に使えるお金が増えた:20.5%
- 心身ともに健康になったと感じる:18.0%
- 成長を感じる:17.2%
- 人間関係が良くなった:7.4%
- その他:0.8%
エンジニアになって良くなったことの1位は「ワークライフバランスが良くなった(33.6%)」でした。
次いで「自分のペースで働けるようになった(32.8%)」「自由に使える時間が増えた(27.9%)」となり、前職の営業・販売・事務など、顧客や上司の都合に合わせる働き方から、自分である程度コントロールできる環境へとシフトし、柔軟なワークスタイルを手に入れている人が多いことが分かります。
また、「仕事へのやりがい・責任感が増した(22.1%)」「成長を感じる(17.2%)」のように、仕事に対するポジティブなマインドが醸成されていることが窺えます。
最後に、先輩たちから「未経験からITエンジニアを目指すあなたへのアドバイス」をご紹介します。
27歳・女性 / 開発エンジニア / 1年以上〜3年未満
会社選びが重要。また、伸びるエンジニアは調べる力と聞く力がある
34歳・男性 / プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー / 1年以上〜3年未満
AI前提になるので、その中で自分がどのような価値を出せるかをしっかり考えた方がいい
30歳・女性 / インフラエンジニア / 3年以上〜5年未満
資格取得はエンジニアになって早いうちに色々取ってしまう方がいい。勉強に充てる時間的・精神的余裕がまだあるので
ITエンジニアとして柔軟な働き方ややりがいを手に入れるためには、「自分に合った企業選び」と「自律的な学習姿勢」が重要だと言えそうです。
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※1 BREXA Techグループ合計 2025年3月時点
※2 BREXA Techグループ合計 2024年12月時点
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