転職者インタビュー

2026/8/24 (月)更新

3交代制の工場勤務からITテスターへ。不規則な生活を脱し心身の余裕を手にするまでの舞台裏

# ITエンジニア# テストエンジニア# 未経験# 20代# キャリアチェンジ# 年収アップ# 技術(電気・電子・機械・化学)からの転職

工場での3交代勤務、肉体労働、ボーナスなし。そんな環境の中で、乙黒さんは「人間らしい生活」を取り戻すために転職を決意しました。目指したのは、未経験から挑むエンジニアの世界。職業訓練での学びと入社後の研修を経て、現在はPOSレジの品質を支えるテスターとして活躍しています。土日休み、年収アップ、さらに趣味のツーリングやキャンプを心ゆくまで楽しめる日々。理想の生活をつかむまでの道のりを、率直に語ってもらいました。

この記事のトピックス
  • 工場の3交代勤務から未経験でテスターへ転職
  • 職業訓練校と入社後の研修、二段階のサポートで未経験の不安を乗り越えた
  • 転職後に年収50〜60万円アップ。生活の質が劇的に変わった
転職者情報

乙黒 正和さん

おとぐろ まさかず

(2024年度入社)

前職(転職前)自動車用ベアリング製造工場
現職(転職後)テスター
応募社数: 3社
面接社数: 3社
転職支援期間: 約2か月

製造業で勤務する中で、以前より興味があったエンジニアへの転職を決意。ハローワークの公共職業訓練でプログラミングを学び、2024年8月に入社。現在は大手総合電機メーカーでテスターとして活躍中。

不規則な生活で身体はもう限界……朝起きて夜眠る生活がほしかった

前職では、どのようなお仕事をされていましたか?

製造系の工場で働いていました。工業用プラスチックや、車に組み込まれるベアリング部品などを扱う工場をいくつか経験しています。 直近の工場では、最初は検査を担当していたのですが、途中から生産も兼任するようになりました。作業量が増えたうえに稼働率も上げる必要があって、気づけば同僚と話す余裕もなくなっていて。毎日、一人で黙々と作業をこなすような日々でした。 勤務は3交代制で、カレンダー通りに休める働き方ではありませんでした。間に1日しか休みがないことも珍しくなかったですね。体を使う仕事でもあったので、毎日ヘトヘトで帰宅していて。週末も、次の勤務帯に合わせて寝る時間を調整するだけで終わってしまうことが多かったです。遊びに行く余裕は、ほとんどありませんでした。

転職を決意した最大のきっかけは何でしたか?

言葉は少し悪いかもしれませんが、「人間らしい生活」を送りたいというのが一番の理由です。ちゃんと朝に起きて、夜に寝て、土日に休める、そんな当たり前の生活がしたかったんです。 2つの業務を兼任していたこともあって、給料自体に不満はなかったんですが、ボーナスがないこと、体調を崩しやすい不規則な勤務体系、兼任するようになってからは同僚と話す余裕さえもなくなったこともネックでしたね。そういった不満が少しずつ積み重なっていって、この仕事を5年、10年先も続けている自分が想像できなくなったため、転職を決めました。

未経験から「エンジニア」という、全く異なる道を選んだ理由は?

元々、学生時代にiPhoneが普及しはじめた頃から、プログラムに興味がありました。さらに工場で働いていた時に、機械を動かすためにプログラムを書き換えるという作業を担当したことがあって、これがすごく楽しかったんです。自分の手で機械を動かせているという感覚がとても新鮮で、せっかくなら、この楽しさを仕事にしたいと思ったので、エンジニアを選びました。

転職活動を始めた当初、どのような壁にぶつかりましたか?

未経験歓迎の求人がなかなか見つからなかったことです。ハローワークでエンジニア系の求人票を見ても、「実務経験○年以上」という指定があるものばかりでした。独学で学ぼうにも、何が必須スキルなのか、どこから学べばいいのかもわからなくて、正直かなり途方に暮れました。

職業訓練で得た自信。学びながら安定した仕事を目指した半年間

転職活動で感じた壁を、どう乗り越えましたか?

ちょうどその頃、ハローワークに通っていたので相談したところ、「公共職業訓練」という制度を教えてもらえました。失業保険をもらいながらプログラマー向けの勉強ができるということで、これなら安心して学べると思い、迷わず申し込みました。 私が選んだのは6か月間のプログラマー向けコースで、C#やJava、Python、VBAといったプログラミング言語を中心に勉強しました。コースの終盤2か月は就職活動の期間で、ハローワークから紹介されたプログラマー専門の転職サイトに登録したところ、条件の合う会社からオファーをもらい、選考を経て無事に入社できました。

未経験歓迎かつ研修制度が充実した会社を選んだ理由は?

未経験の自分にとって、入社前に知識を増やせる研修制度があるというのは、かなり大きな安心材料でした。実際に研修では、技術的な内容だけでなく、名刺の渡し方・受け取り方といったビジネスマナーも丁寧に教えてもらえました。 さらに、現在のプロジェクトの参画前には、業務内容や流れもきちんと説明してもらえたので、「これなら頑張れそう」と自信を持って現場に入ることができました。 ただ、本来なら2か月間の研修期間中に資格取得も目指せるカリキュラムだったんですが、最初の1か月で参画するプロジェクトが決まってしまいました。資格については、今後、自分で勉強して取得しようと考えています。

現在は「テスター」として活躍されていますが、あえてテスターから始めたのはなぜですか?

異業種から転職してきた身なので、最初からいきなり開発に入るより、どんな機能があって、どんなプログラムがあるのかを、1から順番に知っていきたかったんです。そう考えたときに、Vモデル(要件定義から実装までの開発工程に対応する形でテストを行う考え方)に基づいて、開発者が作ったプログラムが正常に動くかを検証するテスターという仕事がぴったりだと思いました。 未経験からエンジニアを目指す場合、テスターからスタートすることが多いというのも、背中を押してくれた理由のひとつです。 今、担当しているのはPOSレジの機能テストで、販売処理が正常に動くか、返金登録の流れにバグはないか、イートインとテイクアウトで税率が切り替わるか、お釣りの計算は合っているか、といったことを一つひとつ確認しています。 地味な作業に思えるかもしれませんが、データベースなどのインフラ側に触れることもあれば、画面のフロントエンド側にも触れることもあって、実はいろいろな分野を経験できる仕事なんです。

未経験で現場に入り、専門用語の多さに戸惑うことはありませんでしたか?

当初、それで戸惑いましたが、今でも毎日2〜3回は知らない言葉が出てきます(笑)。でも諦めずに調べたり、わからないことは周りの人に聞いたりしながら、一つひとつ自分の知識にしています。その積み重ねが、少しずつ自信につながっていると思います。

週末は趣味のツーリングやキャンプでリフレッシュ。転職で叶えた理想の生活

テスターとして、どのような瞬間にやりがいを感じますか?

POSレジの複雑な機能がきちんと設計通りに動作することを確認できた瞬間は、思わずガッツポーズを取りたくなりますね(笑)。自分もチームの一員として「やったぞ!」という気持ちになるんです。 そんな日々の達成感に加えて、自分で工夫したことが評価につながった経験も印象に残っています。具体的には、不具合の見落とし防止のためのチェックリストを自分で作ったんです。 「この操作をしたとき、この表示がされること」という細かい内容を1から整理したところ、「見落としがかなり減った」とチームから評価してもらえました。自分で考えたことが結果につながったのは、素直に嬉しかったですね。

転職の動機となった生活面や給与面の悩みは解消されましたか?

おかげさまで、すべて解消されました。平日は基本的には定時で終わりますし、土日はきちんと休めています。前職では、休みの日も「明日は仕事だ」と暗い顔をしていたと周りに言われていたんですが、転職してからは「顔色が明るくなった」「笑顔が増えた」と言われるようになりました。自分の自由にできる時間が増えただけで、こんなにも変わるものなんだなと、自分でもびっくりしましたね。 年収も前職と比べて50〜60万円ほど上がりましたし、ボーナスも昇給もあるので、経済的な余裕も全然違います。

プライベートの過ごし方はどう変わりましたか?

元々の趣味だった、ツーリングとキャンプが、また楽しめるようになりました。今は土日にバイクで山道を走りに行ったり、そのついでに温泉に立ち寄ったり、はたまた荷物を積んでキャンプに出かけたりと、自分のやりたいことに時間を使えています。 先日は、神奈川・足柄にあるキャンプ場に行きました。そこは一般車の往来が難しいほどの山の上にあって、管理人さんの軽トラのダンプで向かうんですが、荷物と一緒に荷台に乗ってキャンプ場まで運んでもらうという、珍しい経験ができました。 それに、山頂からの景色は本当にきれいで、苦労して行った甲斐がありました。次は富士山がきれいに見える山梨のキャンプ場に行こうと計画中です。

お仕事の今後の目標を教えてください。

テスターの中には、この業務を続けながら「JSTQB(テストの考え方や進め方を問う資格)」を取得してスペシャリストを目指す方もいますが、私は開発の方に進んでいきたいと思っています。 元々物作りが好きですし、テスターとして1年半働く中でいろいろなプログラムに触れてきて、「いずれ自分でもプログラムを書けるようになりたい」という気持ちがどんどん強くなってきたんです。 今の目標は、3年後にフロントエンドエンジニアへステップアップすることです。そこに向けて、まずは公共職業訓練で学んだJavaの知識が薄れる前に「Java Silver」を取得して、自分のスキルとしてしっかり形に残したいと思っています。

最後に、キャリアに悩む人へのメッセージをお願いします

私も皆さんと同じ、未経験からのスタートでした。不安がなかったといえば嘘になりますが、それ以上に新しいことを学べるワクワク感の方が勝っていました。 毎日、少しずつ増えていく知識を自分の力にしようという気持ちさえあれば、誰でもエンジニアになれると思います。今振り返ると、もう少し早く動いていてもよかったなと思うくらいです。 今の環境を変えたいと思っているなら、ぜひ勇気を持って、一歩踏み出してみてください。

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採用担当者の声

富沢 真帆さんのプロフィール画像

IT採用部

富沢 真帆さん

とみざわまほ

乙黒さんは、「ものづくりが好き」という原点を大切にしながら、実務や自己学習を通じてエンジニアとしての道を着実に歩んでこられた方です。

職業訓練校でのJava学習や開発言語学習ツールを活用した継続的なインプットからも、技術に対する前向きな姿勢が伝わってきました。
また、人との関係構築力に優れており、業務改善のためにExcelやVBAを活用するなど、周囲のために考えて行動できる点を高く評価しております。
一つの言語を深く極めたいという明確な志と、後輩育成にも目を向ける姿勢は、今後チームで活躍していくうえで大きな強みになると感じ、採用を決めました。当社の開発環境の中で経験を積みながら、技術力と人間力の両面を伸ばし、価値あるプロダクトづくりに貢献してくれることを期待しています。

採用企業情報

会社名
: 株式会社BREXA Technology
資本金
: 4億8,365万4千円(2024年12月31日現在)
事業内容
: 国内技術系アウトソーシング事業
従業員数
: 約12万6千人(2024年12月末時点)

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