
転職者インタビュー
2026/7/27 (月)更新
100社近い不採用を越えて金属加工業からSEへ!「自走力」で掴み取った一生モノの自信


今回インタビューしたのは、金属加工業からシステムエンジニアへの転身を果たした相野さん。現場で働きながら「5年後の自分が見えない」という強い焦燥感に突き動かされ、未経験からIT業界への挑戦を決めました。
しかし、彼を待っていたのは、100社近い不採用通知という、想像以上に厳しい現実。絶望的な状況から彼はいかにして自身の市場価値を書き換え、キャリアを再構築したのでしょう。どん底から這い上がったマインドセットや、未経験者におすすめの学習ステップなど、同じようにキャリアに悩む方も参考になるインタビューをお届けします。
この記事のトピックス
- 「やり直しの利かない」過酷な現場。将来への焦燥感が変化の原動力に
- 「ただ応募するだけ」からの脱却。客観的な指標を武器に、未経験の壁を突破
- 勇気を出して一歩踏み出せば、キャリアも人生も自分の手で変えていける
転職者情報

相野 勇悟さん
あいの ゆうご
(2024年度入社)
応募社数: 120社
面接社数: 10社
転職支援期間: 4か月
新卒で経理派遣を経験後、未経験で金属加工業へ転職。過酷な環境や将来への不安から再度のキャリアチェンジを決意し、2024年2月より未経験からシステムエンジニアへ。現在は、役所のワークフローシステムの改修に参画中。
「やり直しの利かない」過酷な現場。将来への焦燥感が変化の原動力に

前職の「金属加工」のお仕事は、どのような環境だったのでしょうか?
簡単に説明しますと、船のエンジンの部品を加工して納品する仕事です。夏は40度近い酷暑、冬は凍えるような極寒という非常に過酷な環境でした。 また、1年半ほどの勤務のなかで常に感じていたのは、「一度削ったら修正できない」というプレシャーです。やり直しがきかない緊張感と日々向き合っていましたね。
転職を決意した、最大のきっかけは何でしたか?
一番の理由は、5年後、10年後の自分が金属加工業界で活躍しているビジョンがどうしても描けなかったことです。「このままではいけない」という焦燥感にかられて、自分の過去を振り返った時、大学時代に触れたプログラミングを思い出しました。当時は、IT系一本に絞る勇気が持てず、別の道を選びましたが、初めてプログラムに触れた時のワクワクした感覚を思い出し、自分にも合っていると感じて、再挑戦しようと決意しました。

未経験での転職活動、当時の状況はいかがでしたか?
想像以上に厳しかったですね……。100社近い企業にエントリーしましたが、結果はすべて不採用。精神的にどん底まで落ち込んだ時期もありましたが、そこで「自分には無理だ」と諦めるのではなく、「今の自分には何が足りないのか」を冷静に見つめ直すことにしました。
どん底の状態から、どうやって前を向いたのですか?
愛読書であるサミュエル・スマイルズ著の『自助論』の一節「天は自ら助くる者を助く」という言葉を心の支えに、「ただ応募し続けるだけでは結果は変わらない」と転職活動のやり方を根本から見直すことにしました。IT業界は未経験からの転職者が数多くいます。そこで必要になるのが、企業側が「いいな」と拾い上げてくれるPRポイントです。ここから私の本当の挑戦が始まりました。
「ただ応募するだけ」からの脱却。客観的な指標を武器に、未経験の壁を突破

具体的にどのような方法でPRポイントを作りましたか?
まずは、都が主催する未経験者向けのプログラミングコースに通いながら、「基本情報技術者試験」の取得を目指し、学習意欲をPRしようと考えました。 言語は、公共システムやAndroidのアプリ開発など色々なものに使われている「Java」を選択。さらに、自分のスキルを可視化するためにPaiza(パイザ)の「プログラミングスキルチェック」にも取り組み、実務レベルの基礎があるとされるBランク(「Java Silver」相当の実力が必要といわれている)を取得しました。 この目に見える実績を作ったことで、転職活動がすんなり進むようになりました。
学習期間はどれくらいでしたか?
学習期間は退職後の3、4ヶ月です。資格試験の過去問サイトを活用し、8〜9割は正解できる状態を作ってから基本情報技術者試験に挑みました。 私の場合は、退職してから転職活動をするという形だったため、転職活動や学習にリソースを全集中できたこと、そして元々大学でプログラミングを勉強した経験があったことも大きかったと思います。
未経験の方が勉強する場合のおすすめは?
まずはITパスポートや基本情報技術者試験など、「これなら理解できる」と思える学習から始めるのがおすすめです。最初から背伸びをして応用情報技術者試験などの難しい資格から入っても途中で挫折してしまい、結局何も残らない……みたいなことにもなりかねません。基礎から積み上げていくのが一番です。
内定を勝ち取った後、実際に未経験で現場に入って戸惑いはありませんでしたか?
入社後、学習範囲外だったインフラ関連のタスクを任された時は、なかなかしんどい時期でした。現場では専門用語が飛び交い、ついていくのが精いっぱいでしたが、「わからないことはその場で解決する」ことを徹底しました。聞いたことのある言葉を手掛かりに自分で調べたり、お客様特有の用語は思い切って直接尋ねたりと、自分なりに解決していきました。分からないことはそのままにせず、一つひとつ潰していくというのは、どんな現場でも大事なことだと思います。
「エンジニアです」と胸を張れる自分に。転職がもたらした自信と心のゆとり

現在は、システムエンジニアとしてどのような瞬間にやりがいを感じますか?
現在、役所向けのシステム改修を担当していますが、システムが意図通りに動いた瞬間は、何度経験しても大きなやりがいを感じます。特に、複雑な修正箇所のテストが一発で通り、実装がうまくいった時は、長年解けていなかったパズルが解けたような達成感があります。
転職の動機となった将来に対する不安は解消されましたか?
前職では、自分の仕事を聞かれた時も、どこか自信が持てない状態でした。職業は、長く付き合っていくものであり、自分の仕事に自信が持てないと、心もすり減ってしまいます。転職後は、「システムエンジニアとして働いています」と胸を張って答えられるようになりました。また、IT業界で活躍している未来の自分像をしっかりとイメージすることもできています。AIの急激な進化により、実際に5年後10年後にどのようなかたちで活躍しているかはわかりませんが、転職前の将来への不安は解消されました。
生活面や精神面で一番変わったことは?
念願だったジムに週3〜4回通えるようになったことです。以前は、日々の仕事で体力を使い果たし、新しいことを始める気力も残っていませんでした。今は収入面での余裕はもちろん、精神的なゆとりが生まれたことが、ジム通いを始められたきっかけになっていると思います。 新しいことを始めるのにはエネルギーが必要です。転職前はやりたいと思っていてもなかなか踏み出せませんでした。プライベートな部分でも、マインドはやっぱりつながっているんだなと感じます。
最後に、過去の自分と同じようにキャリアに悩む人へメッセージをお願いします
未経験からの挑戦には、一歩を踏み出すために、すごく勇気がいると思います。しかし、勇気を出せば、必ず新しい道が開けます。「現状を変えたい」という強い気持ちを信じて、一歩を踏み出して頑張ってほしいですね。
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採用担当者の声

IT採用部
富沢 真帆さん
とみざわまほ
採用企業情報
- 会社名
- : 株式会社BREXA Technology
- 資本金
- : 4億8,365万4千円(2024年12月31日現在)
- 事業内容
- : 国内技術系アウトソーシング事業
- 従業員数
- : 約12万6千人(2024年12月末時点)
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