コラム

2026/7/1 (水)更新

ネットワークエンジニアの年収は?年代別相場と1000万円を目指す戦略

# ITエンジニア# インフラエンジニア# ネットワークエンジニア# 年収# 年収アップ# スキルアップ# キャリアアップ
年代別相場も紹介 ネットワークエンジニアの平均年収
監修者:茂神 徹

「ネットワークエンジニアの年収は実際どれくらい?」「未経験からでも稼げるようになる?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

結論として、ネットワークエンジニアの平均年収は約400万円〜500万円程度とされ、日本の全職種平均と比較するとやや高い水準にあると考えられます。さらに、スキルアップや上流工程への挑戦次第では、将来的に年収1000万円を目指せる可能性もあります。

本記事では、年代別の年収相場から高年収を目指すためのキャリア戦略について解説します。

この記事のトピックス
  • ネットワークエンジニアの年代別・雇用形態別の年収相場
  • 年収アップを目指すポイント
  • 年収アップの5つの方法と1000万円を目指すロードマップ
事前に読みたい
ネットワークエンジニア未経験からの転職ロードマップ|年代別の現実と可能性

ネットワークエンジニアの年収相場

ネットワークエンジニアの年収は、経験年数やスキル、担当する業務領域によって幅があります。まずは全体像を把握しておきましょう。

ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアは、企業や組織のITインフラの土台となるネットワークを専門に扱う職種と言えます。主な業務は以下の3つの段階に分かれます。

業務フェーズ主な内容
設計顧客の要望に合わせてネットワーク構成を考える
構築実際に機器を接続し、設定を行う
運用・保守システムの安定稼働を維持し、トラブルに対応する

インターネットや社内ネットワークはビジネスの生命線であり、ネットワークエンジニアは企業のITインフラを根底から支える存在と考えられています。

平均年収と中央値の目安

編集部で行なった市場・業界調査を総合すると、ネットワークエンジニア全体の平均年収は約400万円〜500万円程度で推移しているとされています。これは日本の全職種平均と比較するとやや高い水準です。 ただし、一部の高年収層によって平均値が引き上げられている可能性があるため、より実態に近い「中央値」に注目すると、約400万円前後に落ち着く傾向が見られます。自身の年収が適正かどうかを判断する際は、この中央値を一つの基準として参考にするとよいでしょう。

年代別の年収相場と特徴

年代別の年収相場を見ると、経験とスキルに比例して収入が上がりやすい傾向が表れます。

年代平均年収の目安特徴・求められる役割
20代約300万円〜400万円運用・保守を中心とした基礎固めと資格取得によるスキルアップ期
30代約400万円〜550万円設計や構築などの上流工程へ参画し、年収が伸びやすい時期
40代約550万円〜800万円大規模プロジェクトのリーダーやマネジメント業務を担う層
50代約650万円〜850万円高度な専門性や組織統括の能力が求められるスペシャリスト層

20代の若手層はまだ経験が浅いため全職種の平均に近い水準ですが、この時期にいかに基礎的な技術を習得し、自己研鑽に励むかが将来の年収を左右する可能性があります。 30代になると、要件定義や設計といった上流工程を経験する機会が増え、市場価値が高まることで年収が大きく伸びる傾向にあります。40代以降は、技術力に加えてマネジメント経験の有無が年収に直結しやすくなると考えられます。

雇用形態による年収の違い

ネットワークエンジニアの給与水準は、雇用形態や所属する企業の規模によっても異なります。

雇用形態・働き方特徴
正社員安定した月給に加えて賞与や福利厚生があり、長期的な年収アップが見込みやすい傾向がある
派遣社員派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業で業務に従事する働き方。登録型・常用型・無期雇用派遣などの違いにより、給与体系や安定性は異なる
フリーランス高度な専門スキルがあれば高単価の案件を獲得できる可能性がある一方、案件の安定性や福利厚生がないリスクも考慮する必要がある

企業規模による違いも見られ、大手企業は賞与の額面が大きく福利厚生も充実している傾向があるため、中小企業と比較して年収が高くなりやすいと考えられます。 なお、ネットワークエンジニアの業界では、SES(System Engineering Service) と呼ばれる準委任契約での就業形態も広く見られます。SESは「雇用形態」ではなく「契約形態」の一種であり、正社員や派遣社員とは法的に異なる類型として整理されています(※)。SESでの収入は、参画するプロジェクトの単価や企業の還元率などによって変動する場合があります。 ※参考「労働者派遣と請負・業務委託の区分について」(神奈川労働局職業安定部) 未経験からネットワークエンジニアをスタートした場合の初任給は、月収にして約20万円〜25万円程度が目安とされています。最初は平均を下回ることもありますが、スキルアップ次第で着実に昇給を目指せる可能性があるのがこの職種の魅力と言えます。

年収アップを目指す5つの方法とは

ネットワークエンジニアとして年収を上げるためには、戦略的なキャリア形成が大切です。

1. 上流工程の経験を積む

年収を上げるための有効な方法の一つとして、運用・保守といった下流工程から、要件定義・設計・構築といった上流工程へのキャリアアップを図ることが挙げられます。 上流工程では、顧客のビジネス課題を深く理解し、インフラ全体の構成をゼロから考え出す高度な能力が求められます。このようなビジネス視点を持った設計ができる人材は市場価値が高く、年収に直結しやすい傾向にあります。 ステップアップのためには、以下のような行動が大切です。

  • 日々の業務で扱う機器がなぜそのように設計されているのかを常に考える
  • 設計書を読み込むなど自主的な学習を重ねる
  • 上司やリーダーに上流工程に挑戦したい意志を積極的に伝える

2. 専門資格を取得する

自身の技術力を客観的に証明する手段として、専門資格の取得も有効な手段と考えられます。多くの企業では資格取得が社内での人事評価に影響し、資格手当が付くケースも少なくありません。

資格名特徴
CCNAネットワークの基礎知識と実践力を証明する世界基準の資格。若手エンジニアの目標として推奨されることが多い
LPIC / LinuCサーバー側の知識も補強でき、インフラ全体の理解が深まりやすい
ネットワークスペシャリスト国家資格。難易度は高いが、取得すれば高度な専門家として高く評価される可能性がある

3. クラウド・セキュリティ・自動化の知識を習得する

現代のITインフラ環境において、クラウドや自動化の知識はネットワークエンジニアにとっても重要な要素となっています。 習得が推奨されるスキルには以下のようなものがあります。

  • クラウドネットワーク設計: クラウドサービスにおける仮想ネットワークに関する設計・運用スキル
  • セキュリティ知識: ゼロトラストネットワークなど最新のセキュリティ概念
  • ネットワークの自動化(IaC): Pythonなどのプログラミング言語を活用して、これまで手動で行っていたネットワーク機器の設定やインフラ構築を自動化する技術。効率化を推進できるエンジニアは現場での評価が高まりやすい傾向がある

特に、手作業ではなくプログラムでネットワークを制御する自動化スキルの価値は年々高まっています。これらのスキルを習得することで、他のエンジニアと差別化を図りやすく、年収アップにつながりやすくなる可能性があります。

4. マネジメント業務を担当する

技術力を高めるだけでなく、プロジェクト全体を統括するマネジメント能力を身につけることも、高年収を目指すための重要なステップの一つです。 プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)といった立場になると、プロジェクトのスケジュール・予算管理や、チームメンバーの指導・育成といったスキルが求められます。ビジネス全体の成果に責任を持つ立場になるため、プレイヤーとして働くよりも報酬水準が上がりやすい傾向があります。

5. 環境を変えることも選択肢の一つ

スキルアップの努力を重ねても、現在の職場で上流工程に携わる機会が得られない場合は、働く環境を変えることも有効な手段となる場合があります。自分のスキルや経験を評価し、より責任の大きな上流工程を任せてくれる環境へ移ることで、これまでの努力が給与として反映される可能性が高まります。

年収1000万円を目指すロードマップ

ネットワークエンジニアとして年収1000万円という大台を目指すには、戦略的なキャリア形成が大切です。

高スキル上位層が年収1000万円に到達する特徴

ネットワークエンジニアとしての年収1000万円の達成は、高度な専門性を持つ上位層の一部に見られる水準です。そのうえで、高年収層に共通する特徴としては以下が挙げられます。

  • 高度な専門性: 特定の技術領域において替えが効かないスペシャリストとしての専門性を持っている
  • ビジネス視点: 単にネットワーク技術に精通しているだけでなく、「ITを活用して顧客の利益をどう向上させるか」という経営的な視点を持ち、経営層や顧客と対等にビジネス課題について議論できるコミュニケーション能力を備えている
  • サイバーセキュリティの知見: セキュリティ事故の対策に精通したネットワークエンジニアの価値は非常に高まっており、サイバーセキュリティの専門性を持つことで

技術力とビジネススキルの両方を兼ね備えていることが、高額な報酬を引き出す要因となっていると考えられます。

上位認定資格で市場価値を高める

年収1000万円を目指す上で、業界内で高く評価される上位認定資格の取得は強力な武器になる可能性があります。

資格特徴
CCIEネットワーク資格の上位に位置づけられる。難易度が高く、取得すれば市場価値が大きく上がりやすい
AWS Certified Solutions Architect - Professional大規模かつ複雑なクラウドネットワーク環境を設計・構築できる能力を証明できる

これらの難関資格は、企業の重要なインフラを任せられる証となり、高い報酬につながるきっかけとして機能する場合があります。

マネジメント経験を積む

技術の頂点を目指すスペシャリスト路線とは別に、マネジメントの道を極めることでも年収1000万円に到達できる可能性もあります。 このルートでは、大規模なインフラプロジェクトを成功に導くプロジェクトマネージャー(PM)としての実績が求められる場合があります。単に技術的な課題を解決するだけでなく、コストの最適化やビジネス上の利益を最大化するといった、経営陣に近い視座が求められます。

より高い報酬の環境を目指す

自身の市場価値を高めた後は、より高い報酬を提示できる環境へ身を置くことがステップになる場合があります。成果主義が徹底されている外資系IT企業や、システムダウンが許されない大規模な基幹システムの案件に携わることで、高い給与水準を目指せる可能性があります。 ただし、ビジネスレベルの語学力が求められることや、失敗が許されない責任とプレッシャーが伴う場合があることも理解しておくことが大切です。

まとめ

ネットワークエンジニアの平均年収は約400万円〜500万円程度とされ、日本の全職種平均と比較するとやや高い水準にあると考えられます。年代が上がるにつれて年収も上昇しやすい傾向にあり、高度な専門性やマネジメント経験を積んだ一部の上位層においては、年収1000万円超の水準に到達するケースも見られます。 この記事のポイント

  • 平均年収は約400万〜500万円:日本の全職種平均より高く、特に30代以降は設計・構築などの上流工程に携わることで大幅な昇給が期待できる。
  • 高スキル上位層では年収1000万円超も:CCIEなどの最難関資格の取得、クラウド・セキュリティの専門性、または大規模プロジェクトのマネジメント経験を積むことで高年収帯が視野に入る。
  • 「上流工程」と「希少スキル」が鍵:単なる運用・保守に留まらず、自動化(Python)やクラウド設計などの最新技術を習得し、市場価値を差別化することが重要。
  • 未経験からでも着実にステップアップ:まずは運用・保守からキャリアをスタートし、実務を通じたスキルアップと環境選びを並行することで、理想の年収へと近づける。

年収アップのためには、上流工程への挑戦や資格取得、クラウドやセキュリティの知識習得、マネジメント経験など、戦略的なキャリア形成が大切です。 未経験から始める場合は、まず運用・保守などの現場経験を通じて基礎を固めることが重要です。その後、設計・構築、クラウド、セキュリティ、マネジメントなどへ経験を広げることで、より高い年収帯を目指しやすくなります。年収1000万円クラスは一部の高スキル層の水準ですが、段階的に専門性を高めることで市場価値を上げていくことは可能です。

未経験のエンジニア転職なら

テニショクエンジニア

テニショクエンジニア

ネットワークエンジニアとして、
今より年収アップを目指したい

未経験からでも、
運用・保守、設計・構築、
クラウド・セキュリティ領域
へと
経験を積むことで、
年収レンジは変わっていきます。

まずは現在の経験や希望に合う求人を確認しながら、無理のないキャリアアップの道筋を整理してみませんか。

先輩エンジニアのキャリア

    成功の秘訣!
  • わからないことは抱え込まず同期や講師にすぐ質問!
  • 収入を得ながら学ぶ方が一石二鳥!安心もあって成長も早い!
  • 挑戦したいと思ったときには、迷わず一歩踏み出す!

「1人で学習プランを立て、走り続ける自信がない」と感じている方には、正社員として現場経験を積みながら、資格やスキルの取得を目指す道もおすすめです。テニショクエンジニアを運営するBREXA Technologyは、豊富な研修プログラムを用意し、1人ひとりのレベルに応じたスキルアップを支援しています。
「もっと詳しく話を聞きたい」「自分に合ったキャリアを知りたい」という方向けに、カジュアル面談も受付中!手厚い研修制度のご紹介も含め、あなたの希望や適性に合わせたキャリアプランをご提案します。まずはオンラインから、気軽にお申し込みください。

この記事をシェア

関連コラム

先輩のキャリアストーリー

テニショクアンケート調査

テニショク診断ツール

エンジニア適職診断キャリアパス診断エンジニア年収診断