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2026/5/12 (火)更新

Webプログラマーとは?仕事内容や未経験から目指す方法を解説

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何をする仕事?Webプログラマーとは?
監修者:茂神 徹

「手に職をつけて安定した働き方をしたい」と考えたとき、Webプログラマーは有力な選択肢の一つと言えるでしょう。まずお伝えしたいのは、Webプログラマーは未経験からでも適切なスキルを身につければ十分に目指せる可能性があり、IT人材不足を背景に将来性も期待できる職種であるという点です。

未経験転職で最も差が出るのは「最初の実務経験をどう積むか」です。 研修から実務への接続が弱いと、開発経験が積めずキャリア形成に遠回りとなる場合があります。本記事では、Webプログラマーの具体的な仕事内容から、混同されやすいWebエンジニアやコーダーとの違い、未経験から目指すためのステップに加えて、開発経験が積める求人の見極め方についても解説します。

この記事のトピックス
  • WebプログラマーとWebエンジニア・コーダーとの違いと役割
  • フロントエンド・バックエンド開発の具体的な仕事内容
  • 未経験から目指すための学習ステップと開発経験が積める求人の見極め方

Webプログラマーとは?Webエンジニアとの違い

Webプログラマーという職種を正しく理解するには、似た名称の職種との違いを把握しておくことが大切です。求人情報を見る際にも、この違いを知っておくと仕事内容のイメージが掴みやすくなるでしょう。

Webプログラマーの基本的な役割

Webプログラマーとは、WebサイトやWebアプリケーションが動作するための「仕組み」を作る専門職と言えます。プログラミング言語を用いてコードを記述し、会員登録機能や商品検索機能、決済処理といったユーザーが利用する機能を実装する役割を担うことが多いです。 単に画面を表示させるだけでなく、データの保存や計算処理など、システムとして動作する部分を構築することが主な仕事内容と考えられます。

WebエンジニアとWebプログラマーの違い

求人情報では「Webエンジニア」と「Webプログラマー」が同義で使われることも少なくありません。かつては「エンジニアが設計し、プログラマーが製造(コーディング)する」という役割分担も見られましたが、現在のWeb開発現場ではその境界線は曖昧になっています。 特に自社サービスを開発する企業では、職種名に関わらず「どうすればユーザーが使いやすいか」を考え、仕様検討から実装、テストまでを一貫して担当するケースが一般的です。そのため、単にコードを書くだけでなく、サービス全体をエンジニアリングする視点を持つことがキャリアアップの鍵となります。 なお、受託開発や大規模プロジェクトでは、いまも「設計(SE)/実装(プログラマー)」を分ける体制が一般的な場合があります。求人票では「設計工程の有無」「担当フェーズ」を確認すると、入社後のミスマッチを避けやすくなるでしょう。

コーダー・Webデザイナーとの違い

「コーダー」や「Webデザイナー」もWebプログラマーと混同されやすい職種ですが、それぞれ専門領域が異なる場合があります。Web制作のフロー(デザイン→コーディング→プログラミング)に沿って説明します。

  • Webデザイナー: サイトの見た目や使いやすさを視覚的にデザインする職種
  • コーダー: HTML/CSSを中心に表示部分を実装する職種。職場によってはJavaScriptでの軽微な挙動実装まで含む場合がある
  • Webプログラマー: PHPやJavaScriptなどで「動的な機能」や「システム」を構築する職種

デザイナーが設計図を描き、コーダーが見た目を整え、プログラマーが中身の動作を作る、という役割分担をイメージすると分かりやすいかもしれません。

Webプログラマーの仕事内容は?2つの開発領域

Webプログラマーの仕事は、大きく「フロントエンド開発」と「バックエンド開発」の2つの領域に分かれる傾向があります。どちらを専門にするかで、習得すべきスキルや担当する業務内容が変わってくる可能性があります。

フロントエンド開発の仕事内容

フロントエンド開発とは、ユーザーが直接見て操作する画面部分を作る仕事を指します。PCやスマートフォンなど異なるデバイスでも正しく表示されるよう調整したり、ボタンを押した際のアニメーションを実装したりすることがあります。 主に使用する言語・技術は以下の通りです。

  • HTML: Webページの骨組みを作る
  • CSS: 色や配置などのデザインを指定する
  • JavaScript / TypeScript: 画面に動きをつけたり、複雑な処理を行ったりする。近年は大規模開発を中心にTypeScript採用が増えており、後述のReact/Next.js/Vue.jsの基礎ともなるため学んでおくと有利になりやすい
  • React / Next.js / Vue.js: 高度な画面構築を効率化するフレームワーク(※フレームワークとは、開発を効率化するための土台となるプログラムの集まり)

近年はアプリのように快適に動作する画面が求められる傾向にあり、ReactやVue.jsといったフレームワークのスキルが評価されやすくなっていると言われています。

バックエンド開発の仕事内容

バックエンド開発は、ユーザーの目には見えないシステムの「裏側」を作る仕事を指します。Webサーバーやデータベースと連携し、情報の保存・取り出し・計算処理などを担当することが多いです。 たとえば、ECサイトで「商品をカートに入れる」ボタンを押したとき、在庫数を更新して購入リストに追加する処理はバックエンドが担っているケースが一般的です。セキュリティを守りながら個人情報を管理するなど、システムの信頼性を支える重要な役割と考えられます。

開発プロジェクトにおける立ち位置

Webシステム開発では、一度決めた仕様通りに作るだけでなく、ユーザーの反応を見ながら柔軟に機能を追加・修正していく「アジャイル開発」が主流になりつつあります。アジャイル開発とは、短い期間で作って試し、改善を繰り返す開発の進め方です。反対に、最初に仕様を固めて順番に進める方法を「ウォーターフォール開発」と呼びます。 そのためWebプログラマーには、完璧な設計書を受け取ってその通りに作る能力よりも、チームメンバーと話し合いながら「今必要な機能は何か」を考え、スピーディーに形にする力が求められます。 もちろん、プロジェクトによっては要件定義→設計→開発→テスト→リリースというウォーターフォール型の流れで進行するケースもあります。実務ではウォーターフォールをベースにしつつ、一部の工程を並列で進めるなど、現場ごとに進め方が異なることも少なくありません。いずれの場合でも経験を積むと「設計」や「要件定義」といった上流工程に携わる機会が増える傾向にあります。

Webプログラマーの将来性は?年収目安と需要

「Webプログラマーは将来性があるのか」「AIに仕事を奪われないのか」という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。市場動向や技術の進化を踏まえて、将来性について整理します。

IT人材不足と市場の需要

経済産業省の「IT人材育成の状況等について」によると、2030年には国内で最大約79万人のIT人材が不足すると予測されています。多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しており、Webサービスの重要性は増す傾向にあると考えられます。 スキルを持つWebプログラマーは需要が高く、当面は「売り手市場」が続く可能性があるでしょう。

出典:「IT人材育成の状況等について」(経済産業省),「IT分野について」(厚生労働省)

年収の目安とスキルによる変動

Webプログラマーの年収は、スキルや経験によって変動する可能性があります。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査令和5年)」によると、プログラマー職の賃金(年収)は全国平均で574.1万円と掲載されています(賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)。 ただし、厚生労働省の統計は職業分類に対応する数値であり、実際には、勤務地(都心か地方か)、企業規模(大手かベンチャーか)、そして個人の実務経験によって年収は大きく変動します。 特に未経験の初年度は、担当業務(テスト中心か、実装ありか)や雇用形態によって差が出る傾向があります。

出典:「令和5年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省),「プログラマー - 職業詳細」(厚生労働省)
経験年数年収の目安
未経験〜1年目300万円台からスタートするケースが多い傾向にあります
3年〜5年程度400万円〜500万円程度に上昇する場合があります
上流工程経験あり500万円〜それ以上を目指せる可能性もあります

※弊社市場調べ IT業界は実力主義の傾向があるため、スキルアップに伴って昇給していく可能性があります。特に、要件定義や設計といった上流工程の経験、AIやクラウド(AWSなど)といった需要の高い技術を習得することで、市場価値が高まりやすいと考えられます。

AI時代におけるプログラマーの役割

ChatGPTやGitHub Copilot、CursorといったAIコーディングツールの普及により、開発スタイルは大きく変化しています。AIコーディング支援は今後さらに普及すると見込まれ、単純な実装作業を速くする一方で、仕様理解・設計・レビュー(間違いの発見)といった基礎力の重要性は変わりません。 AIを「使えると有利」ですが、AI任せにせず、動作確認やセキュリティ観点でチェックできる力がキャリアの土台になります。これからのWebプログラマーには、AIを道具として使いこなしながらも、生成されたコードの品質を見極め、改善できるスキルが求められるようになると考えられます。

未経験からWebプログラマーになるには?学習ステップ

未経験からWebプログラマーを目指す場合、適切な順序で学習を進め、実務経験を積むことが大切です。以下に、一般的な学習から転職までの流れを解説します。

学習するプログラミング言語の選び方

まずは「どの領域で働きたいか」をイメージし、学ぶべき言語を決めることが出発点となります。未経験者は「自分が応募したい求人で求められている言語」に合わせるのが最短です。迷う場合は、フロントエンドならJavaScript(+TypeScript)、バックエンドなら求人票で多く見かける言語から1つ選び、まずは1言語でフロントからバック、CRUD(作成・読み出し・更新・削除の基本操作)まで作り切ることが現実的と言えます。 フロントエンド志望の場合:

  • HTML / CSS / JavaScript を基礎として習得
  • その後、ReactやVue.jsなどのフレームワークを学ぶ

バックエンド志望の場合:

  • PHP: Web開発に特化しており、求人数が比較的多いと言われています
  • Ruby: 直感的に書きやすく、スタートアップ企業で採用されることが多い傾向にあります
  • Java: 大規模システムで使われることが多く、安定した需要があると考えられます
  • Python: AI開発やデータ分析にも活用でき、近年人気が高い言語の一つです

未経験者は、学習コストが比較的低く求人が多いとされるPHPやRubyから始めるケースが一般的です。

基礎学習からポートフォリオ作成まで

以下のようなステップが一般的に選ばれています。

  1. オンライン学習サービスで基礎を習得: 動画やスライドを見ながら、実際に手を動かしてコードを書く
  2. エラー解決の経験を積む: 分からないことを自分で調べて解決する習慣をつける
  3. オリジナルのアプリを作成: 学んだ知識を活かして、自分なりの機能を持つアプリを制作する
  4. GitHubでソースコードを公開: 採用担当者がコーディングスキルを確認できるようにする(※GitHub:プログラムのソースコードを管理・共有するためのWebサービス)

独学で進める方法のほか、企業の研修制度を活用して実務を通じて学ぶ方法もあります。研修制度が充実した企業であれば、給与を得ながら体系的にスキルを習得できる可能性があるため、独学に不安がある方は検討してみると良いでしょう。

ポートフォリオで評価されるポイント

実務未経験者が転職活動をする際、ポートフォリオ(成果物)は技術力を証明する大切な材料となります。採用担当者が評価するポイントとして、以下のような点が挙げられます。

  • Web上に公開されているか(デプロイ): GitHubにコードを置くだけでなく、AWSやVercelなどのクラウド環境を使って、実際に誰でもアクセスできるURLを発行していることが重要です
  • 機能の実装力: ログイン機能、データベース連携、CRUD処理(作成・読み出し・更新・削除)など基本機能が実装されているか
  • コードの品質: 読みやすく整理されたコードで書かれているか

転職活動で確認したいポイント

「未経験歓迎」の求人に応募する際は、入社後の業務内容を確認しておくと安心です。中には、プログラミングとは関係のない業務を長期間任されるケースもあるため、注意しておくと良いでしょう。 確認すべきポイントは以下の通りです。

  • 研修制度の内容: どのような技術を学べるか
  • 研修後の配属先: 開発業務に携われるか
  • 先輩エンジニアのサポート体制: 質問や相談ができる環境か

さらに、配属後に開発の実務経験が積めるかどうかを見極めるため、以下の点も確認することをおすすめします。

  • 配属後の「実装(コードを書く)」比率: テストや監視業務が中心なのか、実際にコードを書く機会があるのか
  • 配属案件の種類: Web開発なのか、業務系・インフラ寄りなのか
  • 1案件あたりの期間と案件変更(ローテーション)の条件: スキルアップに応じて案件を変えられるか
  • 開発レビュー(PRレビュー等)やメンター制度の有無: コードの品質を高める仕組みがあるか

未経験者にとって価値が高いのは「実務経験」と考えられます。最初から高年収や有名企業を目指しすぎず、開発現場でコードを書ける環境に入ることを優先するという考え方も一つの方法です。1〜2年程度の実務経験を積めば、市場価値が大きく高まる可能性があります。

Webプログラマーに関するよくある質問

30代未経験からでもWebプログラマーになれますか?

20代と比較するとハードルは上がる傾向にありますが、不可能ではないと考えられます。30代の場合は技術力だけでなく、社会人としてのビジネススキルやマネジメント能力も評価対象となることがあります。質の高いポートフォリオを作成し、学習への本気度をアピールすることが大切です。

Webプログラマーになるために資格は必要ですか?

必須ではありません。IT業界では資格よりも「何が作れるか」という実力が重視される傾向にあります。ただし、「基本情報技術者試験」などの資格は、基礎知識の証明や学習意欲のアピールとしてプラスに働く可能性があります。まずはポートフォリオ制作を優先し、余裕があれば資格取得を検討すると良いでしょう。

文系出身でもプログラミングは習得できますか?

文系出身でも習得は可能と言われています。プログラミングに必要なのは高度な数学的知識よりも、言語の文法を理解し論理的に構成する力とされることが多いからです。多くの文系出身者がWebプログラマーとして活躍しているため、自分に合った学習方法で取り組めば問題ないと考えられます。

どのプログラミング言語から学ぶべきですか?

目指す領域によって異なります。フロントエンド志望ならHTML・CSS・JavaScriptから始めるのが一般的です。バックエンド志望なら、応募したい求人で求められている言語に合わせるのが最短と言えます。迷う場合は、求人票で多く見かける言語から1つ選び、まずは一つの言語を習得してから、必要に応じて他の言語を学ぶと効率的でしょう。

まとめ

Webプログラマーは、WebサイトやWebアプリケーションの「動く仕組み」を作る専門職です。Webエンジニアやコーダーとは担当範囲が異なる場合がありますが、現在のWeb開発現場では両者の境界は曖昧になっており、仕様検討から実装まで一貫して担当するケースも増えています。 未経験からWebプログラマーを目指す際に意識しておきたいポイントは以下の3点です。

  1. 職種の違いを理解する: Webエンジニア、コーダー、Webデザイナーとの役割の違いを把握する
  2. 正しい順序で学習する: 基礎から始め、オリジナルのポートフォリオを作成し、Web上に公開する
  3. 実務経験を優先する: 最初は条件にこだわりすぎず、開発経験を積める環境を探す。配属後に「実装(コードを書く)」比率がどれくらいかを確認することが重要

IT人材不足を背景に需要は高く、AI時代においてはAIを道具として使いこなしながらも、生成されたコードの品質を見極められるプログラマーの価値がますます高まると考えられます。まずは一歩を踏み出し、コードを書くことから始めてみてはいかがでしょうか。

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